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ゴジラ2000 ミレニアム』(ゴジラ ミレニアム)は、1999年12月11日に公開された日本映画で、ゴジラシリーズの第23作である。

ゴジラ2000 ミレニアム
Godzilla 2000
監督 大河原孝夫
脚本 柏原寛司
三村渉
製作 富山省吾
製作総指揮 林芳信
出演者 村田雄浩
阿部寛
西田尚美
鈴木麻由
佐野史郎
音楽 服部隆之
撮影 加藤雄大
編集 奥原好幸
配給 東宝
公開 1999年12月11日Flag of Japan
2000年8月18日アメリカ合衆国の旗
上映時間 108分
製作国 Flag of Japan 日本
言語 日本語
興行収入 16億5000万円Flag of Japan
$10,037,390アメリカ合衆国の旗
前作 ゴジラvsデストロイア
次作 ゴジラ×メガギラス G消滅作戦
  

解説 編集

第3期ゴジラシリーズの第1作。興行収入16億5,000万円。観客動員数は200万人。 背びれが大きく鋭く強調され斬新なデザインに一新されたゴジラが登場、更に宇宙人ミレニアンとそれが怪獣化したオルガが登場する。主要襲撃地点は根室、茨城、東京。

地震や台風のような自然災害的存在であるゴジラに対して、人類がいかに対抗するかを描くことに重点が置かれた。内閣官房副長官が率いる危機管理情報局 (CCI) に加え、ゴジラ予知ネットワークという民間団体が登場する。

迫力のある映像構図へのこだわりが見られ、CGも効果的に使われた。その一方で、砂浜のゴジラの足跡はパワーショベルで実物大のものを再現するなど、実写にこだわったシーンもある。

アメリカでは『Godzilla 1985』以来15年ぶりに劇場一般公開されたゴジラシリーズ作品となった。全米2,111館で上映されたが、興行的には振るわず、最終的な興行収入は約1,000万ドルとなった[1]。また、劇中のBGMが多数変更されている上、セリフもスラングを多用したり改変が行なわれた結果、ゴジラが人類の救世主のごとき扱いをされているという指摘がある。ただし、大人向きの映画にもかかわらず子役を起用して(アメリカでは「子供が登場する映画=子供映画」という偏見が強い)重要な配役に置いている点は評価されている[2]。熱烈なゴジラファンである映画監督ジョン・カーペンターは劇場でこの映画を鑑賞し、「とても面白かった。ゴジラ映画に面白くない作品なんてないね」と感想を述べている[3]

また、放映当時の月刊コロコロコミックで本作の漫画版が前後編成の読み切り漫画として連載され、後に単行本化した。映画との相違点としては、東海村でのゴジラを迎え撃つ自衛隊の全体指揮を宮坂が執っている。シティタワー内でミレニアンがイオを拉致し、彼女の遺伝子を取り込んでイオそっくりの姿になる。片桐が死亡する場所が対策本部のビル内で数名の自衛隊員を巻き込んでゴジラの攻撃で崩落したビルの下敷きなり死亡する描写になっている。といったものがあげられる。

登場怪獣 編集

ゴジラ 編集

詳細はゴジラ (架空の怪獣)を参照

オルガ 編集

宇宙人ミレニアンが、ゴジラの細胞の自己再生能力を司る「オルガナイザーG1」を吸収したが、制御できずに怪獣化してしまった姿。形状は左右非対称、いびつな姿をしている。空中高くジャンプでき意外と身軽である。左肩の肩口から光線を発射する波動攻撃と、周囲の物体を宙に浮遊させる超念動が武器。乗ってきたUFOも遠隔操作できる。 ゴジラと肉弾戦を繰り広げるが、その最中、噛みつくことでゴジラのエネルギーを吸収し、うろこのようなものも生え始めた。その意図はゴジラと同等の生命体になることだった。最終的には、大きく裂けた口を開けてゴジラの体を包み込み、ゴジラとの同化を図り背びれまで獲得したが、ゴジラの体内放射で消し飛ばされ死亡。

ミレニアン 編集

UFOに乗っていた宇宙人。長い宇宙航行の間に肉体を変化させ、量子流体化している。海底にUFOと共に沈んでいたが、人間の探査船の照明により復活し、地球征服を企んだ。UFOがゴジラからオルガナイザーG1を吸収することで肉体を取り戻したが、ゴジラ以外の生物ではオルガナイザーG1を制御できず、怪獣オルガに変化した。 オルガに変化する直前には、タコのような風貌で半透明な体色をした姿を見せた。

UFO 編集

鹿島灘沖で発見された宇宙船。滅亡した母星に代わる新たな居住地を求めて、6千万年前に地球にやってきたが、海底に沈み、そのまま活動を停止していた。発射口から強力な光線を発射する。銀色の装甲は非常に強固。最初は岩塊の姿で発見されたが、探査艇があてたライトの光で起動。海面へと上昇し、日光を吸収してエネルギーを充填したうえで飛翔。東海村上空に飛来し、自衛隊と交戦中のゴジラを襲うが相撃ちとなる。その後、新宿に飛来。上陸したゴジラと再戦し、ワイヤーで捕縛したところを見えない触手でゴジラの体内からオルガナイザーG1を吸収し、そのエネルギーがミレニアンとなった。 ミレニアンがオルガに変異した直後、一時的に動きを止めていたところをゴジラの熱線によって両断されたが、オルガがゴジラと戦いを始めるとミレニアン=オルガの遠隔コントロールを受けてタックルや砲撃を行ったが、最終的には各個撃破された。


登場人物 編集

篠田雄二
本作の主人公。GPN(ゴジラ予知ネットワーク)の創始者。宮坂とは以前大学で教鞭を取っていた時からの知り合い。ゴジラの研究を独自に進めている。ゴジラを倒そうとするのは人間の思い上りだと考えており、それ故ゴジラ抹殺を目論む片桐に反発する。宮坂とともにゴジラ細胞を調べ、再生能力の根源要素を見つけて「オルガナイザーG1」と命名する。
片桐光男
内閣官房副長官でCCIの局長。篠田とは旧知であり能力も認めてはいる。しかし「ゴジラは戦って倒すべき敵である」という信念が篠田の持論とは互いに相容れず、ミレニアンの止まったビルを爆破した際には篠田が調査データが詰まったパソコンを取りに入ったのを承知の上で爆破するなど冷酷な一面もある。だが基本的には住民の避難や自衛隊員の安全にまで気を配っており、決して冷酷なだけの悪役ではない。東海村に出現したゴジラに対し巧みな指揮で追いつめるが、UFOの乱入により取り逃してしまう。その後ミレニアン撃破の指揮も執るが、切り札ブラストボムは通じずミレニアンの脅威を目の当たりにする。さらに新宿に現れたゴジラとミレニアン=オルガの戦いとオルガの死、そして迫り来るゴジラを見ても、自らの信念に憑かれたように「逃げる」事をかたくなに拒否し、最期は逃がそうとする篠田を殴り飛ばして、ゴジラと至近距離で睨み合い、ゴジラの名を絶叫して足場を崩され、瓦礫と共に奈落に落ちたまま生死不明。
宮坂四郎
片桐の部下で、篠田とは大学で教鞭を執っていた頃からの友人。優れた科学者の一面もあり、篠田とともにゴジラ細胞の解析を行い、オルガナイザーG1の存在を突き止めた。篠田とはこの研究や事件を通して親交を深め、最後は由紀を捜しにいった篠田のために独断で通行許可を出したり、ミレニアンごと爆破しようとした片桐に「止めろ!」と大声を張り上げた。篠田が無事生還したとわかると抱きついた。一方で海底資源の発掘調査も担当していたが、その過程でミレニアンを復活させてしまう。
篠田イオ
篠田雄二の娘。小学生だが篠田の助手として、計器の扱いからGPNの契約の担当まで様々な面で活躍している。GPNに都合のいい契約を巧みに結んだり、情報の入ったMOをすり替えて宮坂に渡すなど抜け目のない子供。
一ノ瀬由紀
本作のヒロイン。月刊「オーパーツ」の記者。本人はコンピューター部門への配属を望んでいるようだが、ゴジラの取材を命じられ不満な様子。ミレニアンが来たときに逃げるよりもスクープといって屋上に行こうとするなど気が強すぎる面があるが、ついにはビルに潜り込んでミレニアンの狙いを調べ上げた。最初は篠田親子のことを苦手としていたが、子供のように研究を続ける篠田や父を心配するイオと協力するうちに親交を深めた。
高田
自衛隊の第1師団長。東海村に出現したゴジラに対し対戦車ヘリや戦車部隊、さらには新兵器フルメタルミサイルによる攻撃を行うが、宇宙船の乱入で失敗してしまう。

スタッフ 編集

本編 編集

特殊技術 編集

特殊視覚効果 編集

キャスト 編集

※映画クレジット順

スーツアクター 編集

映像ソフト化編集

  • DVDは2000年12月21日発売。
  • 2005年4月22日発売の「GODZILLA FINAL BOX」に収録されている。
  • トールケース版DVDは2008年6月27日発売。

参考資料 編集

  1. Box Office Mojoより
  2. デビット・キャリシャー「社会的に観たゴジラ映画―日米を通して―(下)」 『福岡市総合図書館研究紀要』第5号 2005年
  3. 九州朝日放送特別番組「ゴジラ×村仲ともみ」(2002年)より

関連項目 編集


テンプレート:ゴジラの映画

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